【CJC=東京】イタリアのアリタリア航空は17日、教皇フランシスコの搭乗機がメキシコの首都メキシコ市の空港への着陸態勢に入った際、乗員の1人が地上からレーザー光線が照射されるのを目撃したとする声明を発表した。近くにいた別の航空機の関係者もレーザー照射を見つけたとしている。米メディアCNNが報じた。
レーザー光線が原因の負傷者はいなかったという。バチカン(ローマ教皇庁)は、レーザー照射の事件は後になって初めて知ったと発表した。
アリタリア航空によると、教皇搭乗機の機長はレーザー照射を受け、メキシコ市のベニト・フアレス国際空港の管制塔に即時に連絡していた。今回のレーザー照射が無差別なものか、教皇搭乗機を狙ったものなのかは不明。