バチカンによると、ローマ教皇フランシスコは3日、ケニア司教協議会会長のジョン・ンジュエ枢機卿宛の電報で、同国のガリッサ大学で学生たちが襲撃され命が失われたことに深い悲しみを表した。
それによると、教皇は犠牲者の遺族と全てのケニア人へ祈りと霊的親密さを確証するとともに、「無意味で野蛮な行為」だと事件を非難し、犯人たちの改心を祈った。また、このような暴力を終わらせて兄弟愛と正義、そして平和の新たな時代の夜明けを早めるために、ケニアの全ての人々と共に働く努力を倍増させるよう、全ての当局関係者に呼び掛けたという。
世界教会協議会(WCC)も3日、今回のテロ襲撃を強く非難する声明を公式サイトで発表。世界福音同盟(WEA)信教の自由委員会は4日、「ケニアのキリスト教徒の学生たちの殺害に対応するテロリズムを撲滅しよう」と題する声明文を公式サイトに掲載した。
また、世界メソジスト協議会(WMC)も、同日付けで「ガリッサの大虐殺の犠牲者たちのご遺族への弔意」と題する文を発表し、今回の襲撃を強く非難するとともに、被害者のための祈りを表した。