日本のカトリック司教団がアドリミナのため、19日から27日までイタリア・ローマを訪問する。カトリック中央協議会が13日、発表した。
アドリミナとは、5年おきに各国の司教団がローマを訪問、ローマ教皇に謁見し、各国・各教区の状況を報告するもの。司教たちは、この機会を利用して、関係する教皇庁各省庁にも訪問する予定。また、日本での宣教司牧のための情報交換も行うという。
前回のアドリミナは、2007年12月10日〜15日に行われ、バチカンの枢機卿会議の間に、先代の教皇ベネディクト16世(在位05~13年)に謁見した。今回の訪問は、前回の07年から数えて7年ぶりの公式訪問となる。これは、前回のアドリミナの後、ベネディクト16世が引退し、現在の教皇フランシスコ(同13年~)が就任したことで、世界中のアドリミナナの日程が少しずつ遅れたためだという。
前回の訪問では、その前年がちょどフランシスコ・ザビエルの生誕500周年だったが、今回も信徒発見150周年の年にあたり、記念すべき年の訪問となる。カトリック中央協議会では、「このアドリミナが豊かな実りをもたらすよう、皆さん共にお祈りください」と呼び掛けている。