「餃子の王将」をチェーン展開する王将フードサービスの社長・大東隆行(当時72)が昨年12月に、同社本社前で射殺されてから19日で半年になる。捜査本部は事件から半年が経過するのを前に、防犯ビデオの分析などから犯人がバイクで逃走した可能性が高いことなどを明らかにした。朝日新聞などが伝えた。
同紙によると、事件現場の南側にあった倉庫に設置されていた防犯カメラに、大東さんが出勤した際の車のライトが映っていたほか、西から東へ動く別のライトも映っていた。分析の結果、このライトはバイクのものである可能性が高いという。また、バイクの方が車よりも逃走にかかる時間が短いと推測されるため、警察は犯人がバイクで逃走した可能性が高いとみている。
これまで捜査には延べ1万800人が動員され、現場周辺2610世帯への聞き込み調査を行った。また、不審者など、捜査本部へ寄せられた情報は303件に上るが、有力な情報は得られていないという。