吉田氏は日本のクリスチャンに必要なこととして「聖書だけ勉強するのではなく、聖霊も勉強してください。聖書の御言葉ばかり勉強して、伝道も何もしないのは自己満足に過ぎません。メッセージが自分のものになっていないから、自分も話していて何を言っているのかわからなくなります。そのような時、未信者はよけい何を言われているのかわかりません。聖霊を学んだら、祈った時『こんなものを見せて下さった。だからこうでしょう?』と言えばもっとわかりやすいでしょう。聖書を勉強するとともに聖霊も勉強してください」と勧めた。
~自分から和解しに行く~
特に感情のいやしが必要なクリスチャンに対して、「自分から和解しに行くことが必要です。本当に心から赦して、悔い改めをして自分から和解しに行ってください。どうしても『いやしの霊』が入らない人のために、なぜこの人の中に『いやしの霊』が入らないかと思いながら、何十回も祈りました。そのとき、神様がこの人に対して『赦して悔い改めなさい。自分から謝りに行きなさい』と言われました。神は愛ですから、和解を喜ばれます。自分から行って和解できなければ、一生『いやしの霊』を受けられないままになってしまいます」と警告した。
いやしを求める祈りについて「具体的に明確に祈る必要があります。病や経済的な問題があるとき、神様との間に壁があります。壁があるのに、神様は無理に入ってこられません。壁を自分で取るときに、いやしの霊の神様が入って来られていやされます。それなのにドアを閉めてしまっているから、神様が入ってこられません。要らない壁を取ることで、神様が自由に入ってきて、奇跡の御業をどんどん起こしてくださるようになります」と説いた。
~病の原因の90パーセントは霊的な問題に起因~
吉田氏は肉的な病の原因について「10パーセントは肉体的な事柄に原因があります。寒いのに下着一枚でうろうろしたら風邪をひきます。一方でその他の80~90パーセントは霊的な問題に起因しています。今教会の数よりも精神病院の数の方が多いですが、本当は教会の数が多くなって、精神病院の数が少なくなっていかなければならず、そのようにしていくのがクリスチャンの責任でもあります。罪を告白することによって、隠れたはずのことを明らかにしてくださいます。神様は24時間語ってくださるのに、私たちが聞く耳をもっていないことに原因があります。肉の糧だけでなく霊の糧を食べなければなりません。肉的な生活の問題ばかり考えるのではなく、聖書と神の声を求めていかなければなりません。祈りもせず、聖書も読まないで生きているクリスチャンは奇跡の人とも言えると思います。祈りは霊的な呼吸であり、神様との呼吸でもあります。しっかり(祈りの)呼吸をしてください」と促した。
その後、参加者同士で実際に心の傷をいやす祈りの実践の時間が持たれた。集会で吉田氏から説明された御言葉に沿った祈りの実践の方法を元に、実際に組になった隣人の心をいやす祈りがささげられた。また吉田氏に実際に祈ってもらう時間も持たれた。集会に参加した参加者からは「見ず知らずの隣人のためにどう祈れば良いかわかりませんでしたが、聖霊を求めて具体的に祈る方法を知り、また実際に祈りを実践することで大きな恵みを受けました」との声が聞かれた。
次回実践いやし決起集会は5月16日13時から中野ゼロ視聴覚ホール(東京都中野区)で、清瀬全福音教会牧師の岡田昌弘氏によって行われる予定である(詳細はイベントページで)。
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