石野博
2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。
2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。
大西洋の中央で北アフリカの西沖合にある島国カーボベルデは、1975年にポルトガルから独立を果たした人口わずか52万人のカトリック国だ。同国には課題が多く、経済的、環境的問題に賢く対処しなければならない。
イエメンに、アラブ語を話すハドラミ族がいる。人口は15万1千人。誰もクリスチャンはいない。宗教はイスラム。ハドラミ族の救いのために祈っていただきたい。
捨てられた孤児たちをかくまい、自分の子どものように養い育て、福音の種をまき続けたジョージ・ストットと妻のグレースは、生涯を懸けた働きにもかかわらず、彼らが生きていた時代には、目に見えるほどの大きな実りを残すことはできなかった。
長きにわたって自分をささげ尽くし、人々や孤児たちに福音を伝え続けたジョージ亡き後、妻のグレースは、宣教地から引き上げて本国に戻るという選択肢があったにもかかわらず、それを拒み、夫の働きを引き継ぐために温州市に戻った。
タンザニアに、ハ語を話すハ族がいる。人口は28万6千人。誰もクリスチャンはいない。宗教は土着の宗教。ハ族の救いのために祈っていただきたい。
困難に耐えながらもストットは、中国の温州に腰を据え、33年間にわたり熱心に福音を伝え続けた。彼はとりわけ、孤児や貧しい子どもたちのために尽くし、温州で孤児院を開設し、彼らを世話し、教育の機会を与えることで福音を伝えた。
困難な伝道が続く中、1870年、ストットは宣教報告のため、一時的に本国に戻った。それまで独身者として仕えていたストットは、スコットランドのグラスゴーでグレース・シギーと結婚した。新婚夫婦の彼らは、時を移さず温州に戻った。
群衆に囲まれ、ともすると大きな危害を加えられる危機に見舞われたストットだったが、勇気ある行動の結果、難を逃れて、ようやく温州の町に住まいを得た。困難な伝道が続いたが、彼は町の男の子たちを対象に、無償の学校を開いた。
ウガンダに、グウェレ語を話すグウェレ族がいる。人口は16万2千人。誰もクリスチャンはいない。宗教は土着の宗教。グウェレ族の救いのために祈っていただきたい。
ジョージ・ストットの宣教への情熱は、中国内陸伝道(CIM)で有名なハドソン・テイラーを突き動かし、片足の障がい者であったにもかかわらず、彼はCIMに迎え入れられた。このようにして、新しい義足を新調した後の1866年の10月、彼は中国に…
近年、キリスト教人口の爆発的増加で知られる中国だが、その中でも「キリスト教の街」と同義として知られる温州市には、とりわけ多くの信者がいる。実は、その温州市が「キリスト教の街」となる胎動は、神が一人の障がい者を用いたことから始まった。
中国におけるキリスト教の継続的な成長を見れば、いずれ世界最大のキリスト教人口を抱える国になることが分かるだろう。しかし、中国の主要都市の中でも温州市は、他の都市よりも多くの信者を抱えていることで際立っている。
ネパールに、グルン語を話すグルン族がいる。人口は17万2千人。誰もクリスチャンはいない。宗教はヒンズー教。グルン族の救いのために祈っていただきたい。
過去に暴力で悩まされたこの国に、平和が訪れるよう祈らずにはおれない。長く続いた武力紛争には、政府、左翼ゲリラ、右翼準軍事組織、外国の多国籍企業、麻薬カルテルなどが関与していた。
ブルキナファソでは、政情不安が続いているため、イスラム過激派グループの影響はここ数年安定している。2022年には2度の軍事クーデターがあり、民間人の死者を出した。そのため23年の信仰に関連した暴力事件の数は減少した。
カメルーンに、グルフェ語を話すグルズ族がいる。人口は3万6千人。誰もクリスチャンはいない。宗教は土着の宗教。グルズ族の救いのために祈っていただきたい。
ブルガリアの旅は、特に夏の乾燥した時期は暑く、大変なものになる。あるミニストリーの奉仕者である2人は、毎年夏にブルガリアを訪問している。彼らは、人里離れた村で福音を伝えている地元のリーダーたちに会い、励ますために時間を割いているのだ。
悲しみの季節は、新しい方法で主を信頼するように私たちを導くことがしばしばある。このレポートでも幾度か取り上げた宣教団体ケニア・ホープは、困難と喪失の中で主に希望を持つことを学んでいる。
カメルーンに、グルフェ語を話すグルフェ族がいる。人口は3万6千人。誰もクリスチャンはいない。宗教は土着の宗教。グルフェ族の救いのために祈っていただきたい。
アフリカ大陸とマダガスカル島の間にコモロ諸島がある。住民の大多数は混血のアラブ人イスラム教徒で、フランス人やインド人の中にはキリスト教徒もいる。1973年以前はほとんど伝道されていなかった。近年はイスラム原理主義が台頭している。