アジアキリスト教病院協会(ACHA)の第27回総会の参加申し込み受け付けが、1日から始まった。総会は11月7日(木)~9日(土)に、沖縄のホテルコレクティブ(那覇市)を会場に開催される。主題は、「世界的危機におけるキリスト教病院の役割:経済危機、自然災害、そして世俗主義」。
ACHAは1993年、淀川キリスト教病院の白方誠彌(せいや)名誉院長の呼びかけにより、「日韓台キリスト教病院最高経営者会議」としてスタート。その後、ACHAに改称し、広くアジア諸国のキリスト教病院関係者が参加するようになった。総会は、2022年に韓国で開かれた前回までは毎年開催されていたが、今回から隔年開催となった。また、従来はキリスト教病院の医療従事者のみが参加していたが、今回からはキリスト者の医療従事者であれば、キリスト教病院に所属していなくても参加可能となる。
総会期間中はさまざまなプログラムが行われ、1日目は、胃がん切除手術の世界的権威として知られる淀川キリスト教病院の笹子三津留理事長が基調講演を行う。2日目は、「経済危機」「自然災害」「世俗主義」をそれぞれテーマにしたシンポジウムが計3回行われ、日本、韓国、台湾、タイの代表者が発題する。3日目は、閉会礼拝後にオプションセミナーがオリブ山病院(同市)で開催され、同病院の見学の時も持たれる。プログラムは全て英語で行われるが、日本語の同時通訳が提供される。
今総会の大会長で、オリブ山病院を運営する社会医療法人「葦(あし)の会」理事長の田頭(たがみ)真一牧師は、「これまでの総会では、参加各国の医療伝道の働きや海外医療協力などの発表とともに、国を超えた交流・協力プロジェクトの討議がなされ、内容も充実してきました」とコメント。「ACHAのメンバーは、国は違ってもキリスト者として、病む人々に仕えることを召命と信じ、喜びを持って医療を行っており、各国のキリスト教病院からどのような発題があるか楽しみです」と話している。
登録費は、9月9日(月)までに申し込みをして振り込めば、早期割引が適用され2万5千円。それ以降は2万8千円。また、同伴者がいる場合は1人当たり1万1300円、オプションセミナーに参加する場合は1人当たり3千円の追加となる。
宿泊費は、1人宿泊(シングルユース)の場合、7日が2万2550円、8日が2万6950円。同伴者同室(ツインユース)の場合、7日が2万4200円、8日が2万8600円。
申し込みは、専用フォームから。申し込み、登録費の支払いの最終締め切りは10月4日(金)。宿泊費はチェックイン時にホテルのフロントで各自が支払う。問い合わせは、オリブ山病院伝道連携室(電話:098・886・1150 内線492または493、FAX:098・886・6588、メール:ACHA2024@oribuyama.org)まで。