米ケンタッキー州に拠点を置くセブンヒルズ教会は、今年のイースター(復活祭)に、プラスチック製の卵など計約20万個を用いて大規模なエッグハントを実施した。
同州フローレンスとオハイオ州シンシナティに会堂を持つ同教会は、受難日(聖金曜日)の15日からイースター当日の17日までの3日間にわたり、各日に行った礼拝後にエッグドハントを実施。同教会のカイル・ウェイド副牧師によると、約3千人の子どもが参加し、700人以上のボランティアが運営に協力したという。
「セブンヒルズ教会では毎年、イースターが参加家族にとって楽しい思い出となるよう努力しています。熱気球から卵を投下したり、プロのスカイダイバーを呼んだり、花火をしたり、人間大砲をしたりと、長年にわたりさまざまなことを試みてきました」
米国では、イースターにエッグハントを行う教会が多い。中には、教会の敷地外の会場で開催するところもあり、子どもたちが楽しめるよう、何万個もの卵が用意される場合もある。2015年には、ニュージャージー州のリキッド教会が、その年州内で最大のエッグハントを開催。子どもたちのために約10万個の卵を用意した。
エッグハントは聖書に由来のない世俗的な慣習ではあるが、ウェイド副牧師は、教会がイースターにエッグハントを行うことについて、パウロの言葉「弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人かでも救うためです」(1コリント9:22)を引き合いに出す。
「私たちの教会も、(パウロと)同じ使命を担っています。誰かがイエスのメッセージを受け取るというパウロと同じ目標を持って、私たちはすべての人に対してすべてのものになったのです。エッグハントは後付けです。目的は人々に(福音を)伝えることです」
「毎年、イースター礼拝の後、エッグハントの入場券を配っています。10分間のエッグハントを通して、家族で楽しい思い出をつくってほしいと願っています。1時間15分の礼拝を通して、お父さん、お母さん、おじさん、おばさん、おじいさん、おばあさん、兄弟姉妹が、イエス様という永遠の友人を見つけることができるよう祈っています」
ウェイド副牧師によると、セブンヒルズ教会では今年、イースターの週末に約500人が救いを経験した。ウェイド副牧師はまた、同教会のマーカス・メカム主任牧師が「子どもたちのために教会を楽しく、魅力的にするなど、常に次の世代のために大きな投資をしてきた」ことも付け加えた。