米ニュージャージー州で最も急成長している教会の一つが、同州内の4つの地域にある同教会の子どもや家族連れのために、10万個以上のイースターエッグを敷地内に隠し、同州史上最大規模のエッグハントを開催する。
同州に拠点を置くメガチャーチ「リキッド・チャーチ」は、州内のモリスタウン、マウンテンサイド、ニューブランズウィック、ナットリーの4カ所に教会を持ち、現地時間の4月4日から5日にかけて、14回の「ジャージー・エッグハント」を開催する。
「リキッド・チャーチの核心となる価値観として、教会はとても楽しいところになり得るというものがあります。私たちは、家族連れがこのジャージー・エッグハントに参加し、教会がリフレッシュできる場所であることを体験する機会となればと思っています」と、同教会の創立者で主任牧師のティム・ルーカス牧師は述べた。
1回のエッグハントは90分のプログラムで、音楽、メッセージ、子どものエッグハントからなっている。エッグハントの参加は無料。参加者には、リキッド・チャーチの音楽チームによるオリジナルの曲が入ったCDもプレゼントされるという。
地元のニュースサイト「NJ.com」によると、リキッド・チャーチは、昨年飢餓対策のために送ったパッケージの数でギネス記録を取得しており、また世界中で水不足に苦しむ地域にきれいな水を提供する働きを支援しているという。さらに、2011年に米東海岸を襲ったハリケーン「アイリーン」で被害を受けた同州マンビルの復興を支援している。
ルーカス牧師は「NJ.com」に対し、「メガチャーチ」「伝道者」のどちらもリキッド・チャーチを表現している言葉だとコメント。「私たちのビジョンはシンプルです。教会を人々に届けることです」と語った。「イースターエッグは確かに聖書には出てきません。しかし、私たちは家族連れとの懸け橋を作りたいのです」と言う。
リキッド・チャーチは2001年に創立され、現在は毎週日曜日の礼拝に約3500人が出席している。「教会の日曜礼拝に来たことがない人にも、いつも通っている人にも、席がご用意してあります」と、ルーカス牧師は教会のウェブサイトでつづっている。
海外宣教の一環として、リキッド・チャーチは、中米のエルサルバドルやニカラグアなど数カ国で、非常に貧しい人々にきれいな飲み水を届ける多くのプロジェクトを行ってきた。「宣教は、教会としてのわれわれの鼓動なのです」とルーカス牧師は話している。