英国のボリス・ジョンソン首相は2月27日、ロンドンにあるウクライナ東方カトリック教会の聖家族大聖堂を訪れ、ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナへの支援を約束した。
ジョンソン氏は、聖家族大聖堂の信者らに対し、今回の侵攻は「現代の記憶における最も暗い時」だとし、「私は、善と悪がこれほど明確に区別されているのを見たことがありません」と述べた。
そして、英国はウクライナに対し、「経済的、政治的、外交的、軍事的にできる限りの援助をする」と約束。「罪のない人々が野蛮で正当性のない攻撃にさらされているとき、英国民である私たちが、目をつぶって道の反対側を通り過ぎることはできません」と述べた。
ジョンソン氏は、英国とウクライナには「感情的」「政治的」「戦略的」な結び付きがあるとし、ウクライナが「必要としている時」に支援することは「正しい」ことだと語った。また、ロシアの一般市民と、「暴力の道」を選んだ同国の指導者らの行動を区別し、次のように述べた。
「私の心の中には、ロシアの人々に対する敵意はまったくないことを強調したいと思います。この悪質でひどい戦争により、すでに子どもたちを失っているロシアの親たちのことを思うと、ウクライナの人々のことを思うときと同じように私の心は痛みます」