私たちがまだ弱かったとき、キリストは定められた時に、不敬虔な者のために死んでくださいました。正しい人のためにでも死ぬ人はほとんどありません。情け深い人のためには、進んで死ぬ人があるいはいるでしょう。しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。(ローマ5:6~8)
クリスマスにクリスチャンが信仰の証しを持って立ち上がることには大きな意義があります。クリスマスの主役はイエス様なのですから、イエス様の意味が本当に分かっている私たちが証ししなくてどうなるでしょうか! この一年を振り返ると、コロナの影響で「暗闇」が人々を覆い、人々の心を不安で覆っている時代。だからこそ「暗闇」に輝く「救い主」の「光」、イエスを述べ伝えることが本当に大切だと思わされます。神様から与えられた2021年、闇の中に置かれたような1年であったからこそ、むしろもっとイエスの恵みを頂いて輝こうではありませんか! クリスマスの日々、主の素晴らしい御業を実体験しましょう。
イエス様は、この世に降って来られただけではなく、神の素晴らしさを証しし、病を癒やし、私たちの罪のために死に、信じる者には救いと天国への道を約束されました。今日の聖書箇所から「イエスの十字架の贖(あがな)い」について、イエスの恵みの深さ、贖いのすごみを見ていきたいと思います。他の者には成し得ない素晴らしい神の恵みが4つあります。
1. 救いは取引や交渉ではない
私たちが「まだ弱かったとき」「まだ罪人であったとき」に、つまり、神と何も取引する価値もない私たちが救われたのです。イエスが十字架の上で救いを成就してくださったのは、救われるために何の交渉の余地もなかった私たちに一方的に与えられた恵みであったことに感謝しましょう!
2. 理解を超える先回りの救い
私たちが何もしていないときに、何も知らないときに、神様の方が先回りして救いの道を備えてくださったのです。罪人で自分では救われようのない私たちのために、何と神様が先回りして救いの道を備えてくださったのでした。前澤さんが宇宙ステーションに行くのに、公表はされていませんが、55億円くらいかかるそうです。しかし、天国に行くのにいくら要りますか? とても買えません。それほど価値ある代価が、イエス様によりすでに払われたのです。
3. 救われ得ない罪人に与えられた
死刑になるしかないと思われるような犯罪人を助けようとして、世界平和のために尽力し、尊敬を集めている人が身代わりになって死ぬと言えば誰でも、それはやめてほしいと思うでしょう。イエスの身代わりの死とは、そういうことです。どうしようもない罪人の私たちのためにイエスは身代わりになってくださったのです! 救われ得ない者を救ってくださった、キリストの十字架のとてつもないすごさに感謝したいと思います。
4. とてつもない恵み・神の愛
誰かから本当に愛してもらう、命まで捨ててくれるほど愛してくれる、そういう愛と出会うのは本当に難しいものです。けれど神は、私たちを愛してくださいました。天地宇宙を創られた神が、私たちを愛してくださっているのです。ヨハネ3:16には「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された」とあります。神があなたのことを愛してくださったのです。このとてつもない恵みに感謝しましょう。
◇