舟で渡っている間にイエスはぐっすり眠ってしまわれた。ところが突風が湖に吹きおろして来たので、弟子たちは水をかぶって危険になった。そこで、彼らは近寄って行ってイエスを起こし、「…私たちはおぼれて死にそうです」と言った。イエスは、起き上がって、風と荒波とをしかりつけられた。すると風も波も収まり、なぎになった。イエスは彼らに、「あなたがたの信仰はどこにあるのです」と言われた。弟子たちは驚き恐れて互いに言った。「風も水も、お命じになれば従うとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」(ルカ8:23~25)
今、メジャーリーグで活躍しておられる大谷選手の話題で毎日盛り上がっています。たった一人の活躍が、世界中の人の心を明るくさせてくれています。私たちは小さくて名もない存在ではありますが、「世の光」として輝き、イエス様の愛と聖霊の力に満たされることを願います。神様の恵みがクリスチャンである私たちの内側に満たされているならば、周りの人々の心の中にも喜びが伝わっていくのです。私たちは、日々の生活の中でイエス様の祝福を頂いている喜びを分かち合ってまいりましょう。
イエス様の祝福をいつでも頂くことのできる私たちですが、その恵みを受け損ってしまうことがありませんように。コロナウイルスの情報ばかりを気にして、イエス様の声が心に響かない状態になってしまっては残念です。
今日の聖書箇所には、イエス様が弟子たちを連れて舟に乗り、ガリラヤ湖の向こう岸へ渡られる途中の物語が記されています。彼らがイエス様と一緒に舟に乗ると、突然の突風と大波が押し寄せてきました。弟子たちはガリラヤ湖のことを熟知しているプロの漁師でした。そんな弟子たちでさえ、その状況に右往左往したのですが、イエス様は眠っておられました。弟子たちはイエス様を起こして「おぼれて死にそうです!」と訴えます。するとイエス様は、たちまち風と波を収められ、「あなたがたの信仰はどこにあるのですか」と問われました。
イエス様が弟子に対しておっしゃったこの問い掛けを、私たちは覚えておきたいと思います。今日の聖書箇所から3つのことを確認しましょう。
1. 主お一人の力でどんな状況でも変わる
舟が沈没しそうになり、弟子たちはなすすべもなくてパニックに陥りました。そこで、イエス様が風と波とを収めてくださいました。イエス様は、たったお一人でどんな事態でも変えることができるお方です。私たちの救い主はそのような権威を持っておられることを知りましょう。
2. 主はいつも共におられる
イエス様は、最初から弟子たちと同じ舟に乗っておられました。私たちの人生の舟にも、救い主であるイエス様が共に乗っておられます。あなたの人生が大波にのまれてしまいそうな状況であったとしても、イエス様は必ずあなたと共におられます。
3. あなたの信仰はどこにあるのか?
イエス様の「あなたがたの信仰はどこにあるのです」という問い掛けに、私たちは応えることができるでしょうか。いつの間にか、イエス様よりもコロナウイルスの方があなたに力強い影響を与えてしまってはいないでしょうか? 私たちは、イエス様を信じる者でありましょう。
イエス様は、命を捨てて私たちを救ってくださいました。あなたが助けを求めて祈るとき、イエス様は「わたしはここにいる。あなたの信仰は何によって機能するのか」と問い掛けられます。私たちは、イエス様の問い掛けにしっかりお応えすることができるよう、信仰を働かせてまいりましょう。
この夏の日々も、イエス様が共にいてくださいます。私たちは、怯えながら生きていくことがありませんように。喜びを持って歩んでまいりましょう。
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