ミャンマーで起きた国軍によるクーデターを受け、日本YWCAは12日、ミャンマーの駐日大使宛ての抗議声明を発表した。アジア地域を含む100以上の国・地域で活動する世界YWCA運動の一部として「世界中の姉妹とともに正義ある平和な世界を目指して活動する」立場から、「軍事クーデターとその後の状況について深く憂慮し、抗議の意を表明します」とした。
クーデターについて、「民主的な選挙を通じて明確に示された人々の意志に反する形で権力を奪取するものであり、ミャンマーの人々に対する深刻な人権侵害」と指摘。通信制限や、街頭で抗議する市民に対する警察の暴力が報道されていることにも触れた。
その上で「武力で平和はつくれません」と強調。「一刻も早く、違法に拘束された人々を解放し、選挙結果を尊重して民主主義に基づく社会制度を回復させること、市民の人権と日常生活を侵害する『非常事態宣言』を解除することを求めます」とした。