体の大修理と回復、カルト宗教との完全決別、送り出されての転会、その先に示された「賛美クス」。啓示された第1曲目は、「Sing Your Praises」(Matt Gilman)・・・。という訳で、早速コリオ制作に取り掛かりました。クリスチャンとして、新たなステージの始まりでした。
前半の振り付けは、「賛美クス」の名称と共に、一気に思いに流れ込んだので、あっという間に出来上がったのですが、その後、ノンクリスチャン時代のいつもの癖で、 頭で考え過ぎて、自分の力(肉の思い)で作ろうと頑張ってしまい、煮詰まってしまいました。「神様に委ねる。全てを明け渡す。自分が頑なに問題を握り締め、自分の力で何とかしようと頑張ってしまうと、神様が働きたくても働くことができないんだよ」と、マルセ先生から教えられました。
自分の力で頑張ろうとすることは、「善悪を知る木の実」を食べてしまう行為であると。そこで、焦らず、神の御声を聞こうと思いました。「御声を聞く」ということが、どのようなものなのか? よく分かっていませんでしたが、「思いに与えられる」と言われました。
私たちの内に住んでおられる「聖霊様」に導いていただく。そのためにまず「異言」で祈ることを勧められました。当時は、まだ異言で祈ることに慣れていなかった上、言葉も2フレーズしかありませんでした。しかし、「口」というか「舌」を委ね、祈り続けてみました。
すると突然、異言に変化が起き始め、新しい言葉が次々と口から解き放たれていったのです。上から来る「力」を感じ、下腹の辺りが熱~くなりました。「聖霊様。自分で作ろうと頑張ってしまったことをお赦(ゆる)しください。悔い改め、全てを委ねます。後半の振り付けを教えてください。イエス・キリストの御名を通し、受け取る!と、宣言します!!」と、祈りました。
「御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。 人間の心を探り窮(きわ)める方は、御霊の思いが何かをよく知っておられます。なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです」(ローマ8:26、27)
この御言葉が成されていたのだと思います。その後、体の余計な力が抜け、頭ではなく、思いの中に、振り付けの映像が与えられていきました。「なぜ、その振り付けなのか?」という意味も、聖霊様が教えてくださいました。現在、“賛美クス”ナンバーは随分増えましたが、どれも聖霊様に示されて選び、「聖霊様が示したからには、必ず、聖霊様が責任を持って振り付けを教えてくださる」・・・このような確信を段々得ていきました。
「Sing Your Praises」の賛美クスが完成して間もなく、「主イエスの恵み教会」(所属教会)新会堂(前会堂。現在は事務室)の献堂式が催されることになり、余興に加えていただき、初披露となったのです。教会の新たな船出とともに、主から初めて与えられた“賛美クス”をやらせていただけたのは、大きな恵みでした。
献堂式は、2回に分けて行われ、2回目のご招待者の中には、マルセ先生ご夫妻が卒業された神学校の理事長ご夫妻、神学校時代からのご友人、久米小百合(久保田早紀)さん他、重鎮的存在の先生方も多くご出席され、なんと“賛美クス”をご一緒に踊ってくださったのには、とても感動致しました。主のご好意に感謝致します。
それから間もなくして、その神学校で行われたご主人の英一先生の牧師按手式でも、賛美クスをさせていただくことになり、てっきり式後の余興で行うと思っていたのが、なぜか?!式典のプログラムに組み込まれていて、皆びっくり!! しかし、事の重大性を分かっていなかった“新人”の私は、エアロインストラクター級のハイテンションで飛ばしてしまったのです。マルセ先生、英一先生はじめ、教会メンバーには大ウケでしたが、かなり、神学校の先生方を驚かせてしまったようでした(^_^;)
その後も、“賛美クス”を通して、主の素晴らしさを体験するエピソードは増えていきました。
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