アフリカ福音同盟(AEA)の本部ビル「AEAプラザ」がこのほどケニアの首都ナイロビに完成し、祝賀式典が行われた。式典には世界福音同盟(WEA)や、他の地域の福音同盟の指導者らが参加し、WEAのエフライム・テンデロ総主事は「アフリカ、あなたの時が来た」と述べ、AEAの新たな出発を祝福した。
AEAプラザは10階建てのビルで、AEAの本部事務所やリソースセンターとして使用されるほか、アフリカ各国の福音同盟をつなぐ拠点として用いられることになる。
AEAは、1966年に設立されたアフリカの福音派教会の連合組織。アフリカにある40カ国の福音同盟が加盟しており、AEA自体は、アジア、カリブ、欧州、南米、北米、南太平洋の各地域の福音同盟と共にWEAに加盟している。
アフリカは現在、世界で最もキリスト教が成長している地域の一つ。米ピュー研究所(英語)によると、サブサハラアフリカ(サハラ砂漠以南のアフリカ)に住むキリスト教徒が世界のキリスト教人口に占める割合は、2015年時点で26パーセントと地域別で最も多い。しかし成長は今後も続き、2060年には40パーセントを超えると予想されている。