マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師については、あまりにも有名ですからあえてご紹介する必要はないと思います。私自身、キング牧師の思想と行動に魅かれて、彼の著書や伝記などを読ませていただきました。今回のコラムから、キング牧師の残した言葉を翻訳してみたいと思います。
彼の内面からにじみ出てくる言葉は、今の私たちにも強く語り掛けるものがあると信じます。39歳という若さで暗殺されて召されましたが、キング牧師がこの世界に残したものは、忘れ去るにはあまりにも貴重なものばかりです。彼の言葉から学びつつ、自分たちの信仰と生活に生かしていきたいと思います。
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「闇は闇を追い出すことはできません。それができるのは光だけです。憎しみは憎しみを追い出すことはできません。それができるのは愛だけです」
「信仰とは、すべての階段を見ることができないときに、一段を上り始めることです」
「重要な事柄について黙るようになるとき、私たちの人生は終わるのです」
「暗闇の中で初めて星を見ることができるのです」
「何に命を懸けるかを知って初めて、自分がなぜ生かされているかが分かるのです」
「人の器の大きさは、快適で便利な生活をしているときではなく、困難に直面しているときに分かるのです」
「赦(ゆる)しというものは時々与えるものではなく、常日頃の生きる姿勢のことです」
「時として起こる失望は受け入れなければなりません。しかし、絶対的な希望は決して失くしてはいけません」
「深い愛がないところに、深い失望もありません」
「正しいことをするのに時を選びません」
「愛こそが敵を友に変える唯一の力です」
「もし私に偉大なことができないのなら、小さなことを偉大な方法で行います」
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