日本カトリック司教協議会社会司教委員会は、12月14日(水)午後6時から8時まで、カトリック麹町聖イグナチオ教会ヨセフホール(東京都千代田区)で「『回勅ラウダート・シ』・『今こそ原発の廃止を』出版記念シンポジウム」を行う。
「昨年発布された教皇フランシスコの『回勅ラウダート・シ―ともに暮らす家を大切に』の翻訳出版、2011年の司教団メッセージの根拠や裏付けを示すために編纂された『今こそ原発の廃止を』の出版、そして福島原子力発電所事故から5年半後に原子力発電の撤廃を呼びかける新たな司教団メッセージの発表を記念して、このシンポジウムを企画しました」と、同委員会はこのシンポジウムのちらしの中で説明している。
「すべてはつながっているので、貧しい人、排除された人の叫びを聞くことなく、環境危機の解決はできません。すべての被造物に対する人間の責任を自覚するように、と『ラウダート・シ』は訴えています」と同委員会は続けるとともに、「教皇の呼びかけに耳を傾け、これに呼応するものとして日本における社会的かつ環境的な危機―原子力発電―の撤廃を訴える司教団メッセージを受けとめてください」と呼び掛けている。
シンポジウムの日程は次の通り。
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日時:2016年12月14日(水)18:00-20:00 開場17:30
場所:カトリック麹町聖イグナチオ教会 ヨセフホール
登壇者:
高見三明(司教協議会会長・長崎大司教区大司教)
浜口末男(社会司教委員会委員長・大分司教区司教)
勝谷太治(正義と平和協議会担当司教・札幌司教区司教)
大塚喜直(前社会司教委員会委員長・京都司教区司教)
講話:
瀬本正之・光延一郎(イエズス会司祭)
司会:
松浦悟郎(難民移住移動者委員会委員長・名古屋司教区司教)
申し込みは不要、参加費無料。問い合わせはカトリック中央協議会社会福音化推進部(03・5632・4413)。