消化不良の悪弊
私は今、抗がん剤の副作用の1つで、肝臓に障害が出ている。食事療法でできるだけのことをしているが、ビタミンやミネラルも食事だけでは摂取不足となるから、サプリメントで摂(と)った方が良いという情報を得て、サプリメントとしてビタミン・ミネラルを摂り始めた。
しかし3日目になって、原因不明のひどい湿疹が体中にでき、赤く腫れ、非常に痒い。どうもサプリメントを飲み始めたことと関係があるようなので、しばらくやめて様子を見ようと思っている。
いくらビタミンやミネラルが良いからといって、過剰に摂取していればその分残留したりして、体に悪い働きをするかもしれない。抗がん剤にしても、残留している物質が半年近くもたってから副作用を起こして、指先などにしびれが現れている。
今医者にもらっている錠剤は、1日当たり12錠であるが、今や次第にサプリメントが増え、1日当たり29錠にもなっている。自分勝手に体に効くからと、徐々に増やした結果である。
こういうことは食事についても言える。栄養栄養と、栄養中心に食べていたら、ついあれもこれもと食べ過ぎるようになる。摂り過ぎは消化不良となり、良い働きをしない。
聖書と関連づけるのは無理があるかもしれないが、聖書を読むときでも、自分の信仰に応じての読み方でよいと思う。いたずらに知識を増やすことばかりしたり、背伸びした研究をしたりしても、消化不良を起こすだけである。それらの消化不良の残留は、良い働きをしないに違いない。
神様も私たちが背伸びしているのではなく、等身大であり、あるがままの正直にさらけ出した私たちとの交わりを望んでおられるに違いないと思う。虚栄心の満ちた私たちとの交わりは、望んでおられない。
「…それによって成長し、救いを得るためです」(Ⅰペテロの手紙2:2)
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