千葉県富里市で26日に開かれた市民マラソン「富里スイカロードレース大会」で、熱中症のような症状を訴える参加者が相次ぎ、男女計8人が病院へ搬送され、うち1人が意識不明の重体になっている。NHKなどが伝えた。
NHKによると、今年の富里スイカロードレース大会では、約40人が体調不良を訴えて救護所を訪れ、うち男性5人、女性3人の計8人が熱中症のような症状を訴えて病院へ運ばれた。読売新聞によると、このうち男性1人が意識不明の重体となっている。
大会が開催された26日午前は、富里市に近い同県成田市で気温は28度強だった。
富里スイカロードレース大会は、富里市名産のスイカを食べられる「給水所」ならぬ「給スイカ所」があることで人気の市民マラソン。毎年6月下旬に開催され、今年で33回目。
大会ホームページによると、今年は3キロ・5キロ・10キロの3コースが設けられ、計1万3000人を受け付けた。予定では、午前8時に開会式が行われ、午前8時45分〜同10時30分の間に競技スタート、競技終了は午前11時50分だった。