東京都中野区にあるマンションで大麻草215本を栽培したとして、いずれも無職の釣井喬さん(39)=中野区=と土屋裕さん(34)=神奈川県綾瀬市=が、大麻取締法違反(営利目的栽培)容疑で逮捕された。発見された大麻草は乾燥させれば、約1・4キロになり、末端価格は約712万円に上るという。朝日新聞などが伝えた。
同紙によると、2人は昨年7〜11月、中野区にある同じマンションの3室を釣井容疑者名義で借り、大麻草215本を水耕栽培していたという。テレビ朝日によると、2人は部屋のカーテンを閉めきり、ライトを常時つけて大麻草を栽培していたという。
釣井容疑者は容疑を認めているが、土屋容疑者は「部屋に出入りしただけ」と話し、容疑を否認している。
テレビ朝日によると、部屋からは他にも覚せい剤やコカインが見つかったという。同紙によると、2人は昨年11月に麻薬取締法違反容疑などで逮捕されており、押収された大麻草や乾燥大麻、コカインなどの麻薬は、合わせると末端価格で1953万円に相当するという。警察は、大規模な組織が絡んでいるとみて調べている。