ミャンマー中部で3月28日に発生したマグニチュード(M)7・7の地震により、多くの犠牲者が出ていることを受け、国内のさまざまなキリスト教団体が緊急支援のための募金を始め、協力を呼びかけている。
4月に入り新たに募金を始めたのは、▼日本キリスト教協議会(NCC)、▼ACTジャパン・フォーラム、▼カリタスジャパン、▼日本YMCA同盟など。この他、3月までに、▼チャイルド・ファンド・ジャパン、▼ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)、▼オペレーション・ブレッシング・ジャパン、▼ワールド・ビジョン・ジャパン、▼グッドネーバーズ・ジャパンなどが募金を始めている。
これらの団体は、国際的なネットワークを持つところが多く、それぞれが関係のある協力団体を通じて支援を行う。
日本YMCA同盟は、アジア太平洋YMCA同盟などを通じ、震源地に近いマンダレーや首都ネピドーなどで緊急支援活動を展開しているミャンマーYMCAに、募金で集めた寄付を送る。ミャンマーYMCAは130年近い歴史があり、現在31の地域に拠点があり、ミャンマー・スカウト協会と協力して緊急支援活動を行っている。一方、今回の地震では、現地のYMCAの事務所や運営する保育園にも被害が出ているという。
チャイルド・ファンドは、2012年からミャンマーで支援活動を行っているチャイルド・ファンド・オーストラリアが、現地の実態とニーズの調査を行っている。具体的な支援内容は調査を基に決定するが、現時点では、避難所の支援、食料、水、生活必需品の提供、心のケアなどを検討している。
この他、CWSジャパンは、小美野剛事務局長が理事長を務める「アジア防災・災害救援ネットワーク」(ADRRN)のメンバーなどを通じて支援を行う計画。ADRRNのメンバーは既に現地で情報収集と関係者との調整を進めており、関連団体の医療チームも被災地で活動を始めている。
この地震によるミャンマー国内の死者は3日時点で3085人、負傷者は4715人に上る。一方、2021年のクーデター以降実権を握る国軍が、一部の地域で救助や支援活動を制限していることで、被害の全容はまだ不明とされる。また、隣国タイでも、建設中のビルが倒壊するなどして被害が出ており、これまでに20人が死亡、約70人が行方不明となっている。
募金はクレジットカードや銀行振込、郵便振替などで受け付けており、詳細は各キリスト教団体のウェブサイトを。