ラジコン操作の小型飛行機が7日午後0時10分ごろ、北海道北斗市添山の北海道新幹線の高架上に落下した。小型飛行機を操縦していた北斗市の60代男性が110番通報。高架の線路上でばらばらに壊れた小型飛行機が見つかった。この影響で、北海道新幹線の試験走行が約4時間中断した。北海道新聞などが伝えた。
同紙によると、小型飛行機が落下したのは新函館北斗駅(北斗市市渡)から南西に約12キロの地点。男性はこの日の正午ごろに現場近くで小型飛行機の操縦を始めたが、強風の影響で落下してしまったという。
小型飛行機は全長約60センチ、翼長約80センチ、重さ約500グラム。朝日新聞によると、プラスチックと発泡スチロールでできていた。
男性からの通報を受けて、JR北海道社員や警察が調べたところ、ばらばらに壊れた機体が高架の線路上にあったため、撤去した。当時は、北海道新幹線の試験走行が行われていたが、車両や設備に被害はなかったという。テレビ朝日によると、具体的な被害はなかったが現場検証などで試験走行が約4時間中断した。
男性は、小型飛行機を趣味としており、普段から飛ばしていたと話している。毎日新聞によると、小型無人機「ドローン」とは違い、カメラは付いていなかったとみられている。
北海道新聞によると、小型無人機の飛行は、改正航空法が昨年12月に施行されてから規制が強化されたが、現場は住宅密集地ではないため、国から許可を取る必要がない区域だという。