北海道豊浦町のJR室蘭線の踏切で23日午後0時25分ごろ、特急列車「北斗5号」と軽乗用車が衝突し、軽乗用車を運転していた川原みゆきさん(66)=豊浦町=が死亡した。現場の路面はアイスバーン状態だったという。北海道新聞などが伝えた。
同紙やNHKによると、現場はJR室蘭線の豊浦駅〜洞爺駅間にある遮断機と警報機のある踏切で、豊浦駅から約250メートルの場所。川原さんが運転する軽乗用車と衝突したのは、函館発札幌行きの6両編成の特急列車「北斗5号」で、乗員・乗客約460人が乗っていた。けが人はなかったという。
NHKによると、この事故の影響で、JR室蘭線の長万部駅〜洞爺駅間で、上り線が約40分、下り線が約2時間半にわたって運転が見合わせられた。これにより、普通列車4本が運休するなどし、他の特急列車にも遅れが出たという。