JRグループは5日、今年発売する「青春18きっぷ」で、「オプション券」(2300円)を購入すれば、今年3月に開業する北海道新幹線にも乗車可能とすることを発表した。
青春18きっぷは、JR全線の普通・快速列車などに自由に乗降できる切符で、5日(5人)分で価格は1万1850円(1日・1人当たり2370円)。原則として、特急列車や新幹線には乗車できないが、青函トンネルをまたぐ津軽海峡線の一部の区間(蟹田~木古内間)などでは、普通・快速列車が運行されていないため、これまで特例として特急列車などに乗れた。
しかし、今年3月26日に北海道新幹線が開業するのに伴い、青函トンネルを走る旅客列車は新幹線のみになる。JRグループは、「本州エリアと北海道エリアとのご旅行を引き続きお楽しみいただけるよう」、オプション券の販売を決めたという。
販売される「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」は、大人・子ども共に2300円。オプション券により、北海道新幹線の奥津軽いまべつ〜木古内間と道南いさりび鉄道線の木古内〜五稜郭間を、1枚につき片道1回乗車できる。
今年の青春18きっぷ・オプション券の販売・利用期間は、春季(販売:2月20日〜3月31日、利用:3月1日〜4月10日)、夏季(販売:7月1日〜8月31日、利用:7月20日〜9月10日)、冬季(販売:12月1日〜31日、利用:12月10日〜2017年1月10日)。詳細はJRグループの発表を参照。