大阪市浪速区の市営地下鉄御堂筋線・大国町駅で28日朝、30代とみられる男性がホームから線路上に転落し、電車が約40メートル通過したが、奇跡的に助かる事故があった。産経新聞が伝えた。
同紙によると、男性は午前7時55分ごろ、御堂筋線・大国町駅のホームから線路上に転落。転落するのを、なかもず発千里中央行きの電車の運転士が見つけたため急ブレーキをかけたが、電車は転落地点から約40メートルの所で停車した。
しかし、男性は、レールとレールの間にうつ伏せ状態で倒れたため、地面と電車の底の間の20〜25センチの空間に入って助かったとみられるという。男性は顔にけがをして病院に搬送されたが、命に別条はないという。
一方、男性からは酒の臭いがし、酔ってホームから線路上に転落したとみられている。
酔った客がホームから転落する事故は増えており、今月4日には、ポップカルチャー研究家として知られる桜井孝昌さん(49)が、酒に酔って東京都荒川区のJR西日暮里駅のホームから転落、電車にはねられ死亡している。