世界ランキング1位のスイスのレストラン「ロテル・ド・ヴィル」を経営する有名シェフ、ブノワ・ヴィオリエ氏(44)が1月31日、スイス西部クリシエにある自宅で死亡しているのが見つかった。銃による自殺とみられている。米CNN(日本語版)などが伝えた。
CNNによると、ヴィオリエ氏はフランス出身のスイス人。約40年の歴史がある有名レストラン「フィリップ・ロシャ」のシェフ、フィリップ・ロシャ氏が引退したのに伴い、ヴィオリエ氏が2012年4月、同レストランを引き継ぎ、ロテル・ド・ヴィルに改名した。
ロテル・ド・ヴィルは、レストラン・ホテルの格付け本『ミシュランガイド』で3つ星の評価を得ている名店。昨年12月には、フランス外務省による世界レストランランキングで世界1位に輝き、ヴィオリエ氏は授賞式に出席していたという。
CNNによると、警察が1日明らかにし、遺族への配慮から詳細は発表されていないという。ロテル・ド・ヴィルもこれまでのところ取材には応じておらず、後任のシェフについても不明。