【CJC=東京】中国本土では2012年以来の新司教が4日、北部・河南省の安陽の大聖堂で誕生した。
新しく天主教(カトリック)ウェイフイ補佐司教に叙階されたのはヨセフ・ザン・インリン神父(44)。今回の任命は、バチカン(ローマ教皇庁)と中国政府双方の承認により行われた。
今回の叙階は教皇フランシスコが着座以来、中国本土の教会としては最初で、また2014年6月にバチカン(ローマ教皇庁)と中国との対話が始まって以来のこととなった。
河南省教会の公式ウェブサイトによると、叙階ミサは司祭75人が列席、参会者は1400人に上った。参会者がUCAN通信に語ったところでは、大聖堂は警察官、消防士など多数による厳重な警備下に行われた。司式はトマス・ザン・ファイシン司教(90)が行った。