【CJC=東京】中国の習近平指導部は「共産党の地位を強固にする」との方針を掲げ、一党独裁体制を脅かしかねないとして民主派弁護士らへの締め付けを強めてきたが、その政策の標的を、教会に広げ始めた可能性がある、と共同通信が報じている。
キリスト教の活動が盛んな浙江省では、当局が5月以降、非公認教会(地下教会)の弾圧を本格化させたことが関係者の話で4日までに分かったという。
同省で既に数千の教会が十字架撤去や破壊などの被害を受けたとの推計も明らかにした。当局は一部で党系の教会組織に登録している「公認教会」の十字架撤去も開始しているとも伝えている。