Skip to main content
2025年9月17日12時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

中国のキリスト教徒、撤去された十字架を再び教会に設置して抗議

2015年6月23日12時37分 記者 : 木下優紀
  • ツイート
印刷
関連タグ:中国中国共産党三自愛国運動(三自愛国教会)
中国のキリスト教徒、撤去された十字架を再び教会に設置して抗議+
中国浙江省の教会から十字架を撤去するクレーン(写真左)と、撤去され、地面におかれたコンクリート製の十字架(写真:ユーチューブより)

共産主義国家の中国だが、近年キリスト教徒の数が急増している。中でも東部の浙江省には多くのキリスト教徒がおり、そのコミュニティーの大きさから、同省温州市は「中国のエルサレム」とも呼ばれている。その浙江省で、地元のキリスト教徒が、撤去された十字架を再び教会の屋根に取り付け、中国当局に抗議の意を示している。

米オンライン新聞「クリスチャン・サイエンス・モニター」によると、2013年以降、中国当局が450以上の教会の十字架を撤去したことに対し、プロテスタント教会の団体が抵抗している。当局はこれまで、事前通知なく大きなクレーンと共に教会に現れ、多くの教会の十字架を撤去してきた。その理由は、表面的には宗教施設の新しい建築基準に違反したためとなっているが、多くの人は当局による反キリスト教キャンペーンだと考えている。

新しい建築基準では、十字架は教会の屋根にあってはならず、サイズを縮小し、建物と同じ色にして建物の側面に設置しなければならないとしている。これによって、十字架が見づらくなっている。

同省の麗水市や阜陽市近郊の16の教会では、当局が十字架を撤去しても、教会の長老たちが根気強く、多い時には1日に3度も十字架を付け直し、幾つかの教会では、木を切って十字にしただけの十字架が立っているところもある。

また温州市では、500万ドル(約6億円)の費用をかけて建築した教会が、竣工直前に当局によって完全に破壊されたと同紙は報じている。先月には、同省の当局が、全ての教会から十字架を撤去しなければならないと告知したという。

これに対し、この地域最大の教会は公開書簡で、この政策が「混乱と宗教間の対立を引き起こしかねない」と批判。また、キリスト教徒の中国人元ジャーナリストは、「教会は何度でも十字架を掲げ直しています」「教会は固く立ち、非常に勇気があります」と語っている。

中国政府公認のプロテスタント教会である「三自愛国教会」は、中国国内では合法で、中国政府に忠誠を誓っていると称しているが、それでもしばしば標的になることがある。中国最大のメガチャーチの一つで、同省の省都である杭州市にある「崇一堂」の指導者たちは、毎週1万人以上が訪問するというその公式ウェブサイトに抗議の書面を発表したが、1週間後にそのページは削除された。

この抗議文は、北京出身の人権派弁護士で、現在は米マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード・ロースクールに在職している滕彪(トン・ビャオ)氏が記したもので、国家は憲法に従い、「伝統と全ての宗教に対する敬意をもって統治する」義務があると述べている。そして、教会の屋根にある「2千年間続く信仰と愛」のしるしである十字架を取り除こうとする試みは、この敬意の欠如を表しているとしている。

また、建物や構造物の基準は特定の地域のために制定されたものであり、その基準を超え、全ての十字架に対する制限であるように拡大解釈されていると論じている。

また、十字架を撤去することは、当局による「過干渉」を意味し、「撤去にあたっての混乱と宗教的対立を引き起こしかねない」と指摘。この新しい基準は全ての宗教建築物に対するものだが、プロテスタント教会とカトリック教会にのみ適用可能だと指摘している。

地元の牧師たちは、こうした一連の行為を、当局がキリスト教人口を大幅に減らすための前座のようなものだと捉えている。温州市内では教会の破壊だけではなく、当局員が教会へ潜入し、集っているメンバーとその家族を把握しようとしているという。

中国は、8500万人ともいわれる党員を抱える中国共産党により統治されているが、5千万人から1億人以上ともいわれるプロテスタント信者、そして約600万人といわれるカトリック信者がいる。このうち、約120万人のキリスト教徒が温州市にいるとされている。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:中国中国共産党三自愛国運動(三自愛国教会)
  • ツイート

関連記事

  • 中国浙江省で屋根上の十字架撤去が400カ所超す

  • 中国の教会迫害依然と 浙江省の3教会で十字架取り外される

  • 中国の教会破壊運動が終結か 中国のカトリック司教

  • 中国、宗教規制強化へ

  • 中国、聖書印刷数合計1億2500万冊で世界一

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(244)聖書と考える「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.