【CJC=東京】中国共産党指導部が7月末に開催した会議で、チベット問題を討議した際、ダライ・ラマの後継は、中国政府の承認が必要と意思決定したと、カトリック系の「アジア・ニュース」が報じた。
匿名の消息筋がアジア・ニュースに伝えたところでは、会議の終わりに、習近平国家主席が「共産党が次のダライ・ラマを選ぶ。混乱するなら、是正のための行動を取る」と語ったという。
ダライ・ラマ14世(79)は、自身の後継問題を踏まえて、「チベット仏教の転生制度を廃止すべきだ」と述べていることを意識したものと見られる。