チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(73)は、ローマ訪問中に共同通信などのインタビューに応じ、ローマ教皇ベネディクト16世との会談実現に積極的な姿勢を示した。共同通信が伝えた。
同通信によると、今回のローマでのインタビューでダライ・ラマは、ベネディクト16世との会談について「今後、機会があれば行いたい」と述べた。
ダライ・ラマとベネディクト16世との会談は、07年12月に一度予定されていたが、ローマ教皇側が会談を中止。それ以来、会談は実現していない。
今回のイタリア訪問でダライ・ラマは、9日にローマ市、また10日にはベネチアの2都市で名誉市民の称号を受けた。