【CJC=東京】教皇フランシスコが地球温暖化などの環境問題への行動を求める回勅「ラウダート・シ」を発表したことについて、バラク・オバマ米大統領や国連の潘基文事務総長らが18日、相次いで歓迎する声明を発表した。
教皇は、9月に米国やニューヨークの国連本部を訪問する。オバマ氏は、「教皇の決断に深く敬服する。議論を楽しみにしている」とした上で、今年末にパリで開かれる気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)での温暖化対策の新枠組み合意に意欲を示した。
潘氏は、温暖化が主に人間活動が原因で起きているとする指針の内容を評価。「すべての宗教指導者による気候変動問題への貢献を歓迎する」と声明で述べた。