【CJC=東京】「イエス・キリストを証しするとは、ただ広告する以上のこと」と教皇フランシスコが語った。カトリック系CNA通信が報じた。「それは、殉教の時にでさえ『率直に』福音を宣べ伝えるという勇気ある行動なのだ」
教皇は13日、恒例のミサで、キリスト者はただ信徒の数を増やすために広告を打つのではないと語った。
バチカン放送によると、教皇は「キリスト者が行うことは、勇気を持って宣言することであり、イエス・キリストを聖霊によって証しすることが、それを続けさせるという驚きを引き起こす」と語った。
教皇はこの日、使徒言行録を読み観想する中で、イエスの名を語ったことで投獄された際の使徒ペテロとヨハネを襲った恐れについて触れた。聖霊によって、「素朴」で「教育を受けなかった」ペテロとヨハネであったが、殉教という最後の証しに至るまで、イエス・キリストを宣べ伝える「力」を与えられた。
捕らえられ、脅されたにも関わらず、使徒たちは神の言を、「率直に」宣べ伝え、聞く人に同じようにするよう勧めた。
神の言を大胆に語るため、そして脅威にさらされても、それから「逃れない」よう使徒たちが祈ったことを想起しつつ、「わたしたちは、見聞きしたことについて沈黙を守ることはできない」と語った。
「キリスト者の勇気は聖霊によって与えられた恵み」と語る教皇。勇気は聖霊による道具であり、それなしでも「多くのこと、多くの働きができるが、それは無益だ」と述べた。