韓国南西部の珍島(チンド)沖で旅客船セウォル号が沈没してから1年がたつのを迎え、韓国ディアコニア(議長:キム・サムファン牧師)や珍島郡教会協議会などいくつかの団体が15日、事故現場に近い珍島の彭木(ペンモク)港で合同祈祷集会を開催した。事故の犠牲者を追悼しようと、200人を超える人たちが参加した。韓国紙「国民日報」(電子版)が16日に伝えた。
一方、韓国基督教教会協議会(NCCK)はこれに先立ち、「セウォル号の悲劇を覚えて」と題する英語の動画を公開。フェイスブックにも動画を掲載し、「セウォル号の悲劇について分かち合い、知ってください」と呼び掛けた。
韓国では昨年4月16日、珍島付近で修学旅行中の高校生ら多数が乗ったセウォル号が横転して沈没し、300人を超える死者や行方不明者が出た。セウォル号の船体引き揚げを求める声も多くあり、韓国紙「中央日報」(電子版)によると、16日に彭木港を訪れた朴槿恵(パク・クネ)大統領は、船体の早期引き揚げを目指すと語った。
■ 韓国基督教教会協議会(NCCK)が公開した追悼動画