【CJC=東京】韓国訪問中の教皇フランシスコは15日午前、大田(テジョン)のワールドカップ競技場で韓国の信者たちとの最初の出会いとなるミサを司式した。競技場には5万人の信者が詰めかけた。
バチカン放送(日本語電子版)によると、カトリック教会の典礼暦で「聖母の被昇天」の大祝日のこの日、教皇は説教で、韓国のキリスト者たちが社会の様々な場において精神的刷新のための寛大な力となっていくことができるよう、聖母の保護を祈った。
ミサの後半、正午のアンジェラスの祈りの際、今年4月に韓国で起きたフェリー「セウォル号」転覆事故の被害者を心に留めた教皇は犠牲者の冥福と共に、遺族と支援者に神の慰めと支えを祈った。
ミサには「セウォル号」事故の遺族や生存者らが出席していたが、教皇は特別車パパモービルで会場を巡回した際、これらの人々に挨拶した。