韓国基督教総連合会(CCK)は17日、16日朝に韓国南西部の珍島(チンド)付近で発生した客船沈没に関する緊急のメッセージを発表した。
CCKはメッセージで、「セウォル号の沈没により、犠牲になった方の遺族と行方不明になった学生、乗客の家族に心からお見舞いを申し上げます」と、犠牲者らに哀悼の意を示した。また、今回の事故については、「決して起きてはならないことが起こったことで、さらに残念なのは、多くの若い学生が事故に遭ったことです」とした。
これまでの国内メディアの報道によると、17日午前1時の時点で、乗客乗員462人(うち325人が高校生)のうち、179人が救助されたものの、男女6人(うち3人は高校生と確認)が死亡、277人が行方不明のままとなっている。
海洋警察や海軍など200人近くを動員して捜索にあたっているが、濁った海水や速い潮流のため、船内に入ることが難しく、捜索は難航しているという。
CCKは、「政府及び救助本部には、最後まで生存者の捜索に総力をあげていただくよう要請し、韓国基督教総連合会でも可能な限り助けることができる方法を講じます」「まだ生死が確認されていない生徒、乗客が、無事に家族のもとに帰ってくることができるよう切に祈ります」としている。