韓国福音同盟(KEF)の主催で「(プロテスタント宣教)150周年を迎える日本教会と韓国教会との協力とその方案」と題して13日に行われた朝餐祈祷会および発表会で韓国基督教総連合会(CCK)総務の崔ヒボム牧師が講演し、日韓の教会間の交流・協力と宣教推進のための多様な方策を提示した。
崔ヒボム牧師は具体的な案として、各集会、神学セミナー、情報交換などを共同で進め、幼年・青少年・大学生・壮年などの年代別に集いを持ったほうがいいだろうと提案。神学生、神学教授、牧会者間の交流の必要性も指摘し、教団と教会および各団体間の姉妹関係締結などを通して、これをより発展させていくことができるだろうと期待を示した。
また、CCKが教会連合事業、韓国と世界福音化事業、南北統一と対北朝鮮事業、社会と政府および国際的共同関心事対応、似非および異端対策、救済・福祉などの活動を展開していると紹介。こうした面で両国の連合組織(JEAとCCK)が相互協力体制を整えるなら、より大きな効果を収めることができるだろうと語った。
最後に崔ヒボム牧師は、「日本教会の穏やかさと節度、清さは韓国教会が倣うべき部分であり、韓国教会の熱情と献身、仕える態度は日本教会が倣うべき部分だ」「両国の教会が互いを理解し合おうとする努力が求められ、互いの良い点を受容し、文化と生活様式を超えての福音伝播と神の御国の拡張のために実際的かつ具体的な協力を行っていくべきだ」と強調した。