日本のプロテスタント系キリスト教学校法人98法人が加盟するキリスト教学校教育同盟が、一般社団法人の認可を受け、10月15日付けで同法人格へ移行した。同団体が公式サイトで発表した。今後、一足早く昨年に一般財団法人化したキリスト教学校教育同盟維持財団と組織統合する方向で作業を進めるという。
同団体理事長の佐藤東洋士氏(桜美林学園理事長・学園長)は一般社団法人化を受け、同団体の機関紙「キリスト教学校教育」(2014年11月号)で、「先人たちが残してくださった有形無形の財産をしっかりと受け継ぎ、次世代に継承するために、さらなる発展にふさわしい体制が整備できればと願っています」と述べている。
今年創立104年目となる同団体は、1910年にキリスト教系の男子校10数校が「基督教教育同盟会」を組織したことに始まる。その後、女子校からなる「女子基督教教育会」(1913年設立)と1922年に統合。戦後に「基督教学校同盟」を経て現在の名称に改称、現在に至る。
同団体の定款では、その目的を「法人の会員に共通する問題点を研究し、キリスト教学校教育の充実発展を図り、我が国の教育に貢献することを目的とする」としている。また、この目的達成のための事業として、▼会員間の連絡及びその教育の充実助成、▼キリスト教学校教育に関する研究調査、▼会員学校の人事に関する紹介・支援、▼国内外関係各方面との連絡交渉などを挙げている。