キリスト者や仏教者らが2011年6月に結成した「基地のない沖縄をめざす宗教者の集い」は9月6日(土)、幼きイエス会ニコラ・バレ修道院(東京都千代田区)で、金井創牧師(沖縄キリスト教平和研究所コーディネーター)を講演者に迎えて、講演会「『沖縄は今』を聞こう~高江、辺野古の基地建設現状と阻止行動について 沖縄の歴史と現状から平和を考える~(東京)」を開催する。
金井牧師は2006年から日本基督教団佐敷教会(沖縄県南城市)の牧師を務め、高江や辺野古の米軍基地建設問題に取り組んでいる。
金井牧師は講演会を前に本紙に対し、「辺野古では連日、基地建設に抗議するカヌーや船のメンバーに対して海上保安庁による威圧、恫喝、拘束が続いています。海の安全と命を守るのが本来の海上保安庁の務めであるはずですが、いまや防衛省のガードマンになりさがり、誇りも失っています」とメールで伝えた。
また、「一方、数の上では比べ物にならないほど少数の海上行動ですが、私たちの背後には100万を超える市民の、あるいはもっとそれ以上の人々の後押しがあることを知っています。だから負けていません。萎縮も後退もしていません。基地建設を断念に追い込むまで共に進んで参りましょう」と訴えた。
講演会は、午後0時半から同3時半まで(正午開場)。交通は、JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」麹町口左手から徒歩2分。詳しくはカトリック徳田教会まで。