【CJC=東京】教皇フランシスコは6月5日、アルメニア使徒教会のキリキアのカトリコス、アラム1世と会見した。
バチカン放送によると、教皇はアラム1世への挨拶で、アルメニア教会とカトリック教会間の友好関係の進展に感謝しつつ、キリスト者の一致に向け今後の一層の取り組みを期待した。
また、アルメニア教会が前世紀に受けた大規模な迫害が今も信者たちの間に深い傷を残していることに言及した教皇は、「わたしたちはこの傷をキリストの体の傷として見つめ、そこから神の憐れみにおける固い希望と信頼を汲み取らなくてはならない」と述べた。
この後、教皇とアラム1世は、バチカン宮殿内のレデンプトリス・マーテル礼拝堂で、共に祈りの時を持った。
アラム1世は、教皇ヨハネ・パウロ2世(1997年)、ベネディクト16世(2008年)とも会見している。