【CJC=東京】香港の陳日君枢機卿が、中国のカトリック教会、特に政府支配下にある三自愛国会に登録しない地下教会を守る姿勢について、「聖座(バチカン)は、はっきりするか、妥協するか選択しなければならない。不運にも、現場で妥協がしばしば行われるのを人々が目にしている」と13日、米CNS通信に語った。
「政府に従属している部分が一致しているわけではない。従属してはいるもののある程度は抵抗しているところもあり、抑圧や管理に耐えているところもある。政府との協力を心底受け入れている日和見主義者もおり、教会のためというより、自分と政府のためになることだけを追求する人もいる」と枢機卿。
「地下教会は苦難の中にある。自分たちは見捨てられたと感じている。ローマの行動は無意味だ。特にそれは、司教がどんどん死んで行くのに後継者が指名されないことで言える」と言う。
陳枢機卿は「新しい教皇はまだはっきり発言していない。ただ非常に賢明な指導者であることは確かだ。良く耳を傾け、勉強している。主が彼を助けてくださるように」と付け加えた。