【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)は、十二使徒の筆頭とされる「聖ペトロ」の遺骨を公開する、と発表した。信仰年が終わる11月24日を期してのもの。
新福音化推進評議会議長のサルバトーレ・フィジケッラ大司教がバチカン機関紙ロッセルバトレ・ロマノ11月11日付で明らかにしたもので、聖ペトロの墓に巡礼する信者が「主のために生命を捧げた使徒のものと伝統的に認められている遺物を見られるようになる」と言う。
現在、クレメンティーナ礼拝堂に当たる所で紀元64年か67年にペトロが逆さ十字架にかけられ殉教したとの伝承がある。これまでは骨箱が展示されるだけだった。