【CJC=東京】カメルーンで13日深夜、カトリック修道会のジョルジュ・ヴァンデンボッシュ神父がナイジェリア国境近くのグエチェウエ小教区で誘拐された。マロウア=モコロ教区アンリ・デョンヤン司教総代理が明らかにした。
「誘拐犯は英語やハウサ語、カヌリ語を話していた」とデョンヤン師は語っており、ナイジェリアから来たものでイスラム教の過激集団ボコ・ハラムのメンバーではないか、と見られる。
「ヴァンデンボッシュ神父はパリ近郊のナンテール教区から『フィデイ・ドヌム』(信仰の賜物)司祭として派遣された。これまで約3年、ナイジェリアから来る難民家族に避難所を提供、生活支援することに主として関わってきた」とデョンヤン師。現地当局と連絡しているが、情報がないという。