国際
-
キリル総主教訪中、習近平国家主席と会見
ロシア正教会の最高指導者キリル総主教が5月10日、初めて中国を訪問、北京の人民大会堂で習近平国家主席と会見した。ロシアのRIAノボスチ通信は、習主席がキリル正主教を「中国を初めて訪問したロシア最高の宗教指導者」とし、訪中をハイレベルで質的にも最高な中ソ関係を明確に示すものと語った、と報じている。
-
キリル総主教、教皇フランシスコに関係強化期待
「ロシア正教会は、カトリック教会との対話に窓を開いており、教皇フランシスコの下でもさらに発展することを期待している」とロシア正教会の最高指導者キリル総主教が、テレビインタビューで語った。「社会的に重要な問題に対する評価に関してわたしたちの混乱はもう終わらせるべきだ」と言う。
-
教皇フランシスコ、コプト正教会教皇と会見
コプト正教会のアレクサンドリア教皇および聖マルコ大主教区総主教タワドロス2世がバチカンを訪問、教皇フランシスコと5月10日会見した。ローマ教皇とコプト正教会教皇の会見は、1973年5月10日のパウロ6世とシェヌーダ3世の会見以来40年ぶり。
-
教皇、ミサで長崎の殉教者に言及
教皇フランシスコは5月7日、サンタ・マルタ宿舎内の礼拝堂でのミサで、キリスト者の忍耐と喜びをテーマに説教したが、その中で長崎の殉教者らについて言及した。
-
教皇、リオデジャネイロを7月訪問
教皇フランシスコは7月22日から29日までブラジルのリオデジャネイロを司牧訪問する。同地で開催される第28回世界青年の日大会(WYD)への参加を目的としたもの。教皇フランシスコとしては最初の海外司牧訪問。
-
オブライエン枢機卿に現地での生活認めず
スコットランド・カトリック教会のキース・オブライエン枢機卿は、神学生との不適切な関係を問題にされ、この2月に聖務を離れ、エジンバラ近郊で引退生活を送ることにしていた。ただバチカン(ローマ教皇庁)が、スコットランドから離れるように指示したことが明らかになった。
-
アルバニアのキリスト者が激減?
アルバニア統計研究所が発表した2011年国勢調査で同国正教会信徒は総人口の6・75%。ただキリスト者全体では前回の31%から17%に激減している。この結果に、アルバニア正教会が質問状を公表した。ティラナ、デュレスなどで行われた典礼参加者に配布された質問状は、調査方法と最終結果算出に重大な問題がある可能性を示唆している。
-
ビリー・グラハム氏、今秋テレビ伝道展開
米国の著名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏が今秋、「私の希望」キャンペーンを開始することが明らかになった。ビリー・グラハム伝道協会(BGEA)が、ビデオ・プログラムのインパクトを個人的関係の力と結び付けるビデオ伝道コース「わたしの希望アメリカ、ビリー・グラハムと共に」を展開する。
-
ボーイスカウトの同性愛禁止撤廃を米市民支持
ワシントン・ポスト=ABCニュースの調査によると、米ボーイスカウトの同性愛者の加盟禁止撤廃提案を、米市民の63%は支持していることが明らかになった。さらに同性愛者の成人がスカウト指導者として活動することは引き続き禁止とするとの計画にも反対が多い。
-
信教の自由「悲惨な現状」 米委員会
世界各地で信教(宗教)の自由が激しく脅かされている。米国の独立組織「国際宗教の自由委員会」(カトリーナ・ラントス・スウェット委員長)が5月4日発表した2013年の年次報告書が指摘した。同委員会は、大統領、連邦議会、国務省に報告書を提出、政策発動を勧告する。
-
北朝鮮、韓国系米国人に強制労働15年
昨年11月に北朝鮮で逮捕され、起訴された韓国系米国人ケネス・ペ・ジュンホ氏(44)に対し、北朝鮮最高裁判所は4月30日、「反共和国敵対犯罪」を行ったと認定、労働教化刑(懲役)15年の判決を言い渡した。
-
米テレビドラマ「ザ・バイブル」が映画化
聖書を題材にした米国のドラマ「ザ・バイブル」がヒットになり、劇場公開したいとの要望が内外から寄せられたことから、イエス・キリストの復活に焦点を絞って3時間の映画に再編集が進められている。第1話の視聴者数は1310万人と、ケーブル局のドラマとして最高の数字を出した。
-
ジン・ルシャン上海司教死去 葬儀に後継者出席せず
中国カトリック教会は、4月26日死去したアロイジウス・ジン・ルシャン司教の葬儀ミサを4月29日、上海市徐匯区の聖イグナチウス大聖堂(徐家匯天主堂)で行った。参列者は1000人を超えたが、タデウス・マ・ダキン補佐司教は出席しなかった。教会筋は「上海社会主義研究所での教育のため2週間前に連行された。葬儀ミサ司式をさせないためだろう」と語っている。
-
シリアで正教会大主教2人拉致
人権抑圧監視団体「ワールド・ウォッチ・モニター」によると、シリア正教会イブラヒム大主教(アレッポ)とギリシャ正教会のブーロス・ジャズィジ大主教は4月22日、トルコ国境付近を自動車で旅行中、何者かに拉致された、とアッシリア民主組織のジャミル・ディアルバケルリ氏が語った。
-
教皇の今年の海外司牧訪問はブラジルのみ
教皇フランシスコの2013年の海外訪問先は、ブラジルのみとなることが分かった。バチカン(ローマ教皇庁)広報事務所長フェデリコ・ロンバルディ神父が、教皇の今年の海外司牧訪問としては、7月23日から28日にかけてブラジルのリオデジャネイロで開催される第28回世界青年の日大会(ワールドユースデー)への参加が予定されているのみであると述べた。
-
教皇、今年中に最初の回勅も
教皇フランシスコの登位後初の回勅について、バチカン(ローマ教皇庁)広報事務所長フェデリコ・ロンバルディ神父は4月23日、ベネディクト16世が退位前に信仰をテーマにした回勅を準備していたこともあり、今年中に新教皇の最初の回勅が発表される可能性があることを示唆した。バチカン放送(日本語電子版)が報じた。
-
教皇が初めてローマ教区司祭を叙階
教皇フランシスコは、バチカンで4月21日、司祭叙階式をとり行った。同日はカトリック教会の「世界召命祈願日」。教皇パウロ6世が1964年に制定して以来、今年で50回目。新司祭はイタリア人6人をはじめ、インド出身2人、アルゼンチンとクロアチア出身各1人。
-
韓国司教協、バチカンにホン・ヨンホ司教の列福要請
韓国カトリック教会司教協議会がバチカン(ローマ教皇庁)列聖省に金日成統治下の北朝鮮で行方不明になったフランシス・ホン・ヨンホ平壌司教の列福手続き開始を要請した。ホン氏は1933年5月25日叙階、教皇ピオ12世によって1944年3月24日平壌名義司教に任命された。
-
「宗教改革」に関する共同文書、6月調印
宗教改革に関する共同文書に、バチカン(ローマ教皇庁)とルーテル世界連盟の間で合意が成立し、6月にジュネーブの同連盟本部で調印されることになった。共同文書は、エキュメニズム(教会一致志向)の最近の進展に謝意を表し、教会間の不一致に遺憾の意を示し、将来構想を描いている。
-
米軍が南部バプテスト連盟サイトへのアクセス禁止
米軍が基地内で、南部バプテスト連盟(SBC)のウェブサイトへアクセスすることを禁止した、とフォックス・ニュースが報じた。敵意のある内容が含まれているためとしているが、福音派キリスト者とカトリック教会を宗教過激派の例としてあげている。
人気記事ランキング
-
日本聖公会京都教区の高地敬主教が辞意表明 元牧師による性加害事件の対応巡り引責
-
キリスト教系2大学の元・前学長が瑞宝中綬章を受章 2024年秋の叙勲
-
日本基督教団、三役が再選 第43回総会
-
信仰によって受け取る「神の義」という恵み(8)揺らぐことのない信仰の歩み 加治太郎
-
サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(7)お金で魂は救えない
-
カンタベリー大主教の退任日程発表、ヨーク大主教が職務引き継ぎ
-
何をしても快く思ってくれない人への対処法 菅野直基
-
硬直し病んだ人生からの解放 万代栄嗣
-
旧約聖書学者の関根清三氏、瑞宝重光章を受章
-
篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(202)聖書と考える「嘘解きレトリック」
-
米大統領選、トランプ氏が当選確実 勝利演説で語った「神が私の命を救った理由」
-
東京高裁、根田祥一氏の訴えを棄却 賠償額を増額
-
トランプ前米大統領の再選に対する米国内のキリスト教指導者9人の反応
-
カンタベリー大主教の辞任求める声上がる、同性間の性交渉支持する発言巡り
-
「行き詰まりはチャンス」 日本リバイバル同盟が東京で祈りの祭典
-
韓国の諸教会が連合礼拝・大祈祷会、ソウル中心部に110万人 同性婚反対など訴え
-
英国国教会トップのカンタベリー大主教が辞意表明、児童虐待巡る対応で引責
-
【書評】藤原聡著『姉と弟 捏造の闇「袴田事件」の58年』
-
「世界的危機におけるキリスト教病院の役割」 アジアキリスト教病院協会が沖縄で総会
-
イスラム過激派が「異教徒」4人の処刑動画を公開 ナイジェリア