さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。(ルカ2:8~12)
クリスマスおめでとうございます。2024年のクリスマスもここまで豊かに祝福されました。各地でのメリエストクリスマス、松山でのチャリティークリスマスや各部会のクリスマス会、全てが恵まれ、参加された方からもたくさんの好評をいただきました。実のある集会を持てたことに感謝します。
恵みや喜びは私たちの演出する雰囲気によってではなく、クリスマスの主役であるイエス様によって与えられます。私たちの力は限られていますが、イエス様は今も本当の救い主ですから、イエス様のおられるところには平安、喜び、力、救いの確信があります。それがクリスマスの集会にもあふれていました。
イエス様こそ私たちの中心です。イエス様が私たちを引き寄せ、イエス様に近づけば近づくほど恵みがあります。イエス様は「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」(ヨハネ14:6)と言われました。私たちの人生は、イエス様を中心にして、イエス様と共に歩めば大丈夫です。このクリスマス、イエス様を中心に歩んでいけることを心から感謝します。
今日の聖書は、夜番をしていた羊飼いたちに御使いと天の軍勢が現れて神を賛美した有名な箇所です。2千年前に羊飼いが体験したように、2千年たった今日でも、私たちは救い主イエス・キリストを体験することができます。7つのポイントで確認しましょう。
1. きょう―“今”という時に!
「きょう=今この瞬間」です。私たちにとっては、今日にも、この神の恵みが与えられることを感謝したいと思います。
2. ダビデの町で―信仰の場で!
2千年前のベツレヘムだけではなく、現在、私たちが神の恵みを求めるこの場で、信仰の働く場所で起こるべきことがあります。
3. 救い主の誕生―事実としての救い主!
聖書は、救い主が事実となったことを記しています。救い主として私たちの人生に決定的な影響を与えられるお方がお生まれになったのです。
4. あなたがたのために―“私”のために!
イエス様の誕生は、2千年前の貧しい羊飼いのためだけでなく、現代に生きる“私”のためでもあるのです。
5. イエス・キリストというお方―主キリストの存在!
私たちの求める救いは、どこにあるか分からない宝探しのようなものではなく、明確な場所があります。それは主イエス・キリストと共にあるのです。
6. お生まれになった―人生の歩みの中での事実!
救い主は人類歴史の中の事実となりました。イエス様は私の人生の歩みの中で事実となってくださるのです。
7. みどりごを見いだす―出会うことのできる主!
イエス様は探し求めれば出会うことのできる救い主です。永遠のいのちを証明された方が世の終わりまで私たちと共におられます。2千年前の救いと恵みの保証は今も変わりません。そのことを覚え、このクリスマス、感謝して歩んでまいりましょう。
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