クリエーション・リサーチ・ジャパン(CRJ、旧創造科学研究会)会長などを歴任した生物学者の安藤和子(あんどう・かずこ)さんが6月21日未明、京都府宇治市の自宅で間質性肺炎のため死去した。85歳だった。葬儀は故人の遺志により、自宅で近親者のみで執り行った。
1939年大阪生まれ。大阪大学理学部で生物化学を専攻し、理学士・理学修士を取得。その後、東京大学大学院で理学博士を取得。米国留学後、メレル・ダウ研究所で生物学部長、科学部長などを歴任。
イエス・キリストへの信仰に目覚め、89年洗礼を受けクリスチャンに。宣教活動に専念するため、95年同研究所を退職。その後は、CRJ理事・会長、京都インターナショナル・ユニバーシティー(KIU)生物科学部長などを歴任し、創造論に立った講演やセミナーなどを各地で行った。
トータル・クリスチャン・チャーチ(TCC)京阪グレイスチャペル会員。CRJ顧問、KIU名誉教授。単著に『ダーウィン・メガネをはずしてみたら』、共著に『偶然ではありえない―進化論の真実』、訳書に『御霊の力に驚かされて』など。自身のホームページには、これまでの講演内容などがまとめられている。