東京基督教大学(TCU、千葉県印西市)は10日までに、神学部の「総合神学科」を、2025年度から「神学・国際教養学科」に名称変更する計画であることをホームページで明らかにした。
同大は神学部のみを設置する単科大学で、21年度に「神学科」と「国際キリスト教福祉学科」を統合し、総合神学科に改組。1学部2学科4専攻制から1学部1学科5専攻制に移行していた。
同大は1990年の設立以来、教会に仕える牧師だけでなく、社会で積極的に福音を体現するリーダーの育成に挑戦してきたとし、神学・国際教養学科への名称変更は、この挑戦をさらに進化させるものだと強調。「神学と国際教養を統合し、多様性に富む現代社会で柔軟に生き抜くための教養、国際感覚、コミュニケーション能力、そして神学的知識を身に付けた、社会の破れ口に平和をもたらし、より良い未来へと導く変革者を育てることを目指します」としている。
なお、総合神学科は現在、3年次に「グローバル・スタディーズ」「ユース・スタディーズ」「キリスト教福祉」「神学教養」「教会教職」の5専攻から選択する形になっているが、神学・国際教養学科への変更後も、これらの5専攻に変更はない。