ゴスペル音楽を扱った日本の映画3作品が3月末までの期間限定で配信され、配信収益全額が能登半島地震の義援金として石川県に寄付される。
映画製作・配給会社のガチンコ・フィルムと、ゴスペル音楽事業を広く手がけるプロジェクト団体「HAPPY MUS!C」の協力で実現した。配信されるのは、「GOSPEL」(松永大司監督、2014年)、「歌と羊と羊飼い」(四海兄弟監督、21年)、「戸越銀座アメイジングス」(古武直城監督、17年)の3作品。
「GOSPEL」は、キリスト教にルーツを持つゴスペルを歌う日本人の9割以上がノンクリスチャンとされる中、なぜ日本人がゴスペルにのめり込むのかを、足かけ2年にわたる日米のゴスペル関係者らへの取材に基づいて迫ったドキュメンタリー作品。
「歌と羊と羊飼い」は、日本で活動するゴスペルアーティストらの歩みや活動を追ったドキュメンタリー作品。スペイン出身のゴスペルシンガー・MARISA、本場米国の黒人教会で活動していたゴスペルシンガーで現在は牧師としても活動する Rev.Taisuke(臼井泰輔牧師)、「次世代のゴスペルリーダー」と注目されながら、2020年に病気により51歳で急逝した松谷麗王のほか、さまざまなゴスペルアーティストが出演する。
「戸越銀座アメイジングス」は、東京都品川区にある戸越銀座商店街を舞台に、ゴスペル合唱団の人間模様を描いたハートフルなコメディー作品。出演者の大半は、3カ月間のガチンコ・フィルム俳優ワークショップのオーディションで決定したという。
視聴料は3作品とも、48時間見放題で500円。各作品の詳細や視聴は、「HAPPY MUS!C」の特設ページで。