ローマ教皇フランシスコは25日、駐日バチカン大使(教皇大使)に南米ベネズエラ出身のフランシスコ・エスカランテ・モリーナ大司教(59)を任命した。バチカン(教皇庁)が同日、ホームページ(英語)で発表した。
教皇は昨年9月、前任のレオ・ボッカルディ大司教(70)の退任願いを承認しており、駐日教皇大使は空席となっていた。
モリーナ大司教は1965年、ベネズエラ生まれ。89年司祭叙階。98年からバチカンの外交団に加入し、スーダン、ガーナ、マルタ、ニカラグア、日本、スロベニアのバチカン大使館に勤務。その後、アフリカのコンゴ共和国、ガボンで教皇大使を務め、2021年からカリブ海の島国ハイチで教皇大使を務めていた。
日本のカトリック中央協議会に掲載されたプロフィールによると、スペイン語、フランス語、英語、イタリア語の4カ国語を話す。