ピラトは彼らに言った。「あなたがたがこの人を引き取り、十字架につけなさい。私はこの人には罪を認めません」(ヨハネ19:6)
祭司長たちや役人たちは、イエスを見ると激しく叫んで「十字架につけろ。十字架につけろ」と言いました。
この時ピラトは、彼らのねたみが殺意に変わったことを感じ、もはや理屈が通らないことを知りました。ピラトはイエスを釈放しようと努力しましたが、このままでは暴動になるかもしれないと恐れ、群衆の機嫌を取るためと自己保身のため、ついにイエスを十字架刑に引き渡しました。
イエスは無罪なのに十字架刑で死なれました。悪魔の策略が成功し、神の御子が負けたかのように見えます。しかし、それは神のご計画でした。
「神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。御子を信じる者はさばかれない。信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている」(ヨハネ3:17、18)
罪からくる報酬は、永遠の死です。無罪である神の御子イエスは、私たち世人の罪を負い、身代わりとなって死なれました。そして3日目によみがえり、救いの道を完成されました。イエスを神の御子キリストと信じ、自分の罪を告白して悔い改めれば、罪は赦(ゆる)され、天の御国に入れられて、永遠に神と過ごすことになります。ここに希望があります。
皆さんに主の祝福がありますように。
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